あなたの見ている世界は 
どんなだろう

ふとした弾みに
取り止めのないことを考える

もどかしさを吐き出すように
深くつく溜め息だったり

遠く
何かに思いを飛ばす仕草だったり

時折

不意に垣間見える
無防備な表情に

ひどく心が騒いだ



影踏みの君

2005年8月17日 コトノハ
言葉の影に 巧みに隠した
きみの 本当の声を探る

さみしさも 嬉しさも
悔しさも 憤りも

誰よりうまく 見つけてみせるから

だから おねがい

僕を見て
逸らさないで




小さな世界

2005年8月10日 コトノハ
電話の向こう
きみの声に耳を傾けながら
じわじわと
侵食してくる感情に
呑み込まれる

声を聞かせて

自分でも理解できない
この気持ちを
説明することは難しいけれど

優しい声で
「どうして」なんて
聞かないで




距離

2005年7月29日 コトノハ
バランスの取れない想い

何を望むわけでなく
 
ただ 
記憶から 消せない感情

あなたには 知らせない

泡沫の 恋




透明な壁を挟んで
向き合っている僕ら

まっすぐに 僕を見て
壁の向こうを
遠慮がちに ノックする指

訴えるような 微弱な振動

躊躇いの沈黙を含んだ
その仕草に

傷つくのが怖いのは
 
僕だけではないのだと
初めて知った



秘密

2005年7月21日 コトノハ
きみに触れたい
その誘惑には 逆らえない

そっと 息を殺し
不自然な自然を装って

親愛と 
祈りに似た 思いを込めて

きみのきれいな爪の先
なけなしの勇気を 掻き集め

許しを請うよう 唇で触れた



ランタン

2005年7月17日 コトノハ
僕が手に持つ 明かりに気づいて
きみを その迷路から
今すぐ 連れ出したいんだ

冷静になって 僕を見て

難解でも 複雑でも

そこから 連れ出してみせるから




お昼寝

2005年7月15日 コトノハ
陽だまりでまどろむ 
猫のように
無防備な寝顔

そっと手をつないだら
静かに目を閉じて

今日は
夢で会おうねと

あなたには聞こえない
約束をした




宵待草

2005年7月14日 コトノハ
あざやかで やさしい 
黄色の群れ

薄闇に 映える
月のような 花を眺め

夢でもいいと

あなたの手を 
そっと さらった



永遠の欠片

2005年7月11日 コトノハ
ふとした瞬間

いまでも寄り添う
あなたに気づく

寂しくなったら
何度も 
その名を呼ぶから

夢のなかまで
会いにきて




エスケープ

2005年7月5日 コトノハ
きみが もし

立ち止まるほどに
疲れきって
しまったのなら


遠慮しないで


きみは ただ 
その手を のばして


きみが

もう一度 歩き出すまで

そばにいて

思わず苦笑するような

くだらない話や
へたな歌で

きみを笑わせるから


手を つないで行こう


不安も 勇気も

分け合えるように



キレイな気持ちだけで向き合える人が、自分の周りに何人いるか、ということを考えさせられました。

最近、仕事でいっぱいいっぱいなせいか、自分でも「性格悪い」と思うぐらい余裕がないのに。
そんなところも無条件に許してくれて、なおかつ心配までしてくれる方が、本当にありがたい。

元々、ネットで知り合った方で。
この先、たぶんお互い会うこともないと思うのですが、弱音を吐くたびに、支えられている自分を感じて。
申し訳ない気持ちと同時に、この方にはいつも同じだけキレイで、誠実な自分で向き合いたいと思う。

なかなか伝える機会はないけれど。

本当に、心の底から、感謝します。



残像

2005年6月29日 コトノハ
重ねた時間を 白紙に戻して

ぼくは どこまで

いけるだろう

あの頃とは 違う

気持ちと 環境で

あなたと つないだ

手のぬくもりを 思い出す


はじめの一歩。

2005年6月28日 徒然
日々の徒然を正直な気持ちで書いていく場が欲しい、ということでこちらに登録させていただきました、なおです。
仕事の拘束時間が長い為、気力体力ともに瀕死な日々ですが、そんな単調生活に負けないよう、常に興味を引くものを模索してます。

主に興味の対象は、趣味を通り越し生きがいになりつつある創作と、稀に腐女子な話題がまじりますが。(苦笑)
お嫌いでなければ、たまに覘いてお付き合いしてやってください。


最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

この日記について

日記内を検索